面影橋姉妹の日々

突然意識不明になってしまった妹と姉の日々を綴ります

どこにいるの?

妹は、眠ったまま、転院先の病院に移りました。

病院と言っても、外来の患者がフロアで順番を待っているような病院ではありません。入院患者が、ひっそりと、淡々と、最低限の対応で、日々を過ごすための病院です。折しも、コロナのオミクロン株が広がってきて、妹とは面会することも出来なくなりました。身体に触れて、体温を感じ、声をかけたり、マッサージしてあげることも、許されないのです。そんな中、何度も考えたのは、本人の気持ちです。どうして欲しいと思っているのでしょうか?

まず、藁にもすがるように、スピリチュアルカウンセリングを受けようと思いつきました。元々、妹は、霊感が強く、理屈では説明できないようなことを大切にしているので、今は、身体は不自由になっていても、心はどこかで何かを伝えたがっているに違いない。このまま、話すことも、意思疎通もできなくなってしまうなんて、あり得ないと思いました。亡くなった人の魂がどうなるのか、どこへ行くのか、書かれたものはありますが、どんなに調べても、妹のような場合の魂のことはどこにも書いてありません。霊能者なら教えてくれるかもしれません。けれども、コロナのため、対面でカウンセリングを行っているところはなく、やっていてもオンラインで2ヶ月待ちなんていうところばかり。やっと見つけたのは、テレビ電話でやっている方でした。その方のカウンセリングを受けましたが、当たり障りのない答えと、気休めしか得られませんでした。

実家のベランダには、妹が育てていた鉢植えが、寒さに負けず頑張っていました。いつまでも咲かないと言ってこぼしていた小菊が、やっと咲き始めていました。

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遠く、正面に見えるのは富士山。妹は、よくこの富士山の写真を撮っていました。