面影橋姉妹の日々

突然意識不明になってしまった妹と姉の日々を綴ります

父との暮らし

父と、猫のまるくんと、私との生活も、数ヶ月になり、ようやくペースがつかめるようになってきました。実家といっても、私が出てから引っ越して来た家なので、訪れてはいても、住んだことはありません。お店や、公共施設も馴染みがなく、教えてくれる人もいないので、実家での暮らしは、何でもスマホで調べながら慣れていきました。

父は91歳で、間質性肺炎のため、在宅酸素を利用しています。要介護度2で、月に2回の訪問診療と、週に2回の訪問看護とリハビリのサービスを受けていますが、酸素を供給する装置や、移動用のボンベ、夜間のバイパップという呼吸を補助する機械、吸入器などの管理が常に必要です。父は、まだ認知症ではないけれど、物忘れや勘違いが多く、妹のこともあってか、不安症状もあるので、間違えのないようにチェックしなくてはなりません。その上、1人で留守番するのは嫌がるし、いつも何かしら具合の悪い所を探しているような毎日です。食事やトイレ、入浴は介助なしで大丈夫ですし、気分がいい時は、ナンプレや折り紙をしたりしているのですが、2人でただ顔を突き合わせていると、やはり息苦しくなってきます。私は、毎日夕方、散歩に出ることにしました。4〜5,000歩くらい歩いて、スーパーで買い物して、1時間以内には帰宅するのを、日課にしたのです。

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父の折り紙作品。コスモスはお気に入りです。