面影橋姉妹の日々

突然意識不明になってしまった妹と姉の日々を綴ります

面会解禁

6月から、妹の病院の面会が解禁になりました。と言っても、月に2回、1名ずつ、5分間だけなので、6月は長男と次男が行き、7月の1回目で私、という順番です。5ヶ月ぶりにゆきに会える!先に行った甥っ子たちから様子は聞いていましたが、やはり自分で会ってみないとわかりません。はやる気持ちを抑えて、面会に臨みました。

3人部屋の真ん中に、妹のベッドがありました。血色は良く、いくらかスリムになっていましたが、今にも目覚めて何か言いそうに見えました。看護師に聞くと、安定していて、気になることや問題はないということでした。短い面会時間での印象では、いろいろな悩みや苦しみから解放された、素のままの妹が生きて横たわっている、という気がしました。柳田邦男の『犠牲 わが息子 脳死の11日』の中に、昏睡状態の息子さんについて、似たような記述がありました。また、アーノルド・ミンデルの『昏睡状態の人と対話する』では、こういう時、本人は夢を見ているのだという説明もありました。妹は、どんな夢を見ているのでしょうか。楽しい夢だといいな、と思いました。

今の状態について、妹本人は、長引くことを良しとしないと思います。精神的にも、経済的にも、息子たちや私たちへの負担を増やすことは、望まないはずです。以前、そんな話をした記憶があります。でも、実際、そんなことが起こるとは、妹も私も、想像できていませんでした。

病院からの帰り道、私の心の中は、妹と私の、楽しかった時間は、もう本当に終わってしまったんだ、という悲しみでいっぱいでした。