面影橋姉妹の日々

突然意識不明になってしまった妹と姉の日々を綴ります

介護は続く

父はあと半月で92歳になります。在宅酸素の濃度は、4〜6リットルと、だんだん厳しくなってきていますが、食事、トイレ、入浴は介助なし、服薬も概ね大丈夫です。それでも、寝起きは特に、間違い、勘違いがよくあるので、酸素の管理や、薬の確認は欠かせません。1人でいるのを嫌がるので、長時間留守にすることはできません。あとは、3度の食事と、洗濯、掃除。介護としては、そんなに大変ではないと思います。訪問診療や、介護タクシー、各種機器のレンタルなど、妹が敷いてくれたレールを辿っているだけです。それでも、今まで自分の都合を中心に暮らしてきた私にとっては、何かと制約を感じることがあります。コロナの感染者もまた増えてきて、ニュースを見ると憂鬱になったり、細かいこともいろいろあって、四六時中、2人で顔を合わせていると、息詰まる時もあります。妹の気持ちが今になってわかります。

最近時々耳にする、8050問題、うちの場合は9060になってしまいますが、他人事ではないと思うようになりました。何かあったら力を合わせてやっていこうと思っていた妹は、今はもう相談に乗ってはくれません。私自身は、夫が支えてくれているので、ありがたいのですが、それでも、自分の生活を放り出したまま、自分の時間に限りがあることも、忘れてはいられません。宙ぶらりんなまま、無為に月日が過ぎていきます。

もう一つ、最近思うのは、ヤングケアラーのこと。今まで、切実に考えていなかったけれど、世の中には辛い現実の犠牲になっている人が沢山いるのですね。私なんか、この歳まで自分の人生は自分のものだと思って生きてきたことが、どんなに恵まれていたか、今になって気がつきました。自分の次の世代にも、負担をかけずに生きていきたいと強く思います。

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散歩の帰り道に見た空。雲の向こうに太陽がある。